讀賣必死だな

さてと、精読するとしますかw
長いから畳んどきます。

日本の生徒が勉強しないことに驚かされる。平日、学校以外の勉強を「ほとんどしない」という生徒が45%に上る。米国は15%、中国は8%だった。


同様の傾向は昨年末の国際学力調査結果でも指摘された。日本の高校生は授業以外の勉強時間が週6・5時間で韓国の約半分。調査国平均の8・9時間も下回った。

この2つの段落を流して読むと、週6時間半という学校外の勉強時間が「ほとんどしない」の範疇であるように思えてしまいます。そもそも勉強するために学校に通っているわけですから、それ以外で普段から1日1時間も勉強していれば立派じゃないですか。学校以外で勉強するのは社会常識だけで充分です。


それに、この2つは全く別の調査ですので、これを並べること自体がナンセンスでもありますし、逆を言えば、本の学校教育が世界標準以上のレベルを未だ保っていることの証明にもなるわけです。だって日本では学校以外で勉強しなくても、子どもたちの知識欲がそれ相応に満たされているということも言えるでしょう?

今回の調査結果を見ると、勉強態度も問題だ。「授業中、よく寝たり、ぼうっとしたりする」生徒が4分の3もいる。逆に「自ら進んで勉強している」「わからなければ先生に積極的に聞く」という生徒はそれぞれ4分の1、3分の1にとどまる。学ぶ意欲と努力が乏しい。


「今の生活で何でもできるとしたら、何がしたいか」の問いに、「遊んで暮らす」の答えが3か国のうち日本が一番多く、38%もいた。自分の将来を「だめだろう」「あまりよくない」と悲観的にみる生徒も16%と飛び抜けて多かった。


こうした傾向は、中央教育審議会も2年前の答申で指摘している。例えば「自信喪失感や閉塞(へいそく)感が広がっている」「青少年の規範意識道徳心、自律心の低下、いじめ、不登校、学ぶ意欲の低下などの課題を抱えている」などだ。以前から深刻な事態に陥っているのに、何ら改善されないままになっている。

ゆとり教育”の名の下に子どもたちから「学ぶ意欲」を奪い、学校から競争を排除することで「努力」を不要なものにしてしまった人たちの責任はないのですか?
「深刻な事態」を認識しておきながら、的はずれの教育論ばかり振りかざしてその事態を放置している人たちの責任はないのですか?
規範意識道徳心、自律心」がかけらも見られない人たちばかりが大きく取り上げられる今の世の中で、そんな心が育つとでもお思いですか?
そんな世の中で生きていかなければならない自分の将来に、どうやって希望を持てというのですか?
それどころか、希望とか野望を持って立ち上がろうとする気概のある若者を寄ってたかって叩きつぶしている筆頭が、この記事を載せている会社の親玉ではないですか。

がく然とさせられるのは、「国」に対する意識のありようだ。


自国に誇りを持っているか、の質問に「持っていない」と答えた日本の高校生は半数近くに上った。国旗・国歌を誇らしく感じるという生徒は米、中ともに5割前後いるが、日本では1割強だ。

おやおや、なんだか関係ない方向に話が飛んでしまってますねぇ。元気と愛国心に何の関係があるのか理解できません。
これ以降、勉強せずモラルの低い高校生の話は一切出てきません。上で散々に嘆いているくせに意見も提言もせず、そんなことはどうでもいいかのように愛国心教育を必死に強調しています。
これが一部マスコミの得意とする論点のすり替えなのです。


っていうか、根本的な問題として、今のこの日本に誇りを持てという方が無理じゃないですかねぇ?

愛国心」を盛り込むことに与党内からも異論が出た教育基本法改正案は、今国会への提出が見送られた。自分の国を誇りに思い、素直に愛せないのは不幸なことだ。

調査から浮かび上がった問題点を、日本社会全体が重く受け止めるべきだ。

はい、これがこの記事の結論です。愛国心教育推進法案がまたつぶされちゃったよウワーン(つД`;)」と言いたかっただけなのです。


戦後日本において、政治やメディアの世界の人間が愛国心教育を叫ぶときにはほぼ間違いなく自衛隊問題や憲法改正が視野に入っています。この記事もそういう性質のものだと認識していますので、讀賣必死だなwになるわけです。


それとも、この記事を書いた人は、今の日本が世界に誇るべき国であると本気で思っているのでしょうか?