保護司のお話

買い物前に少し時間が空いているので、もうちょっと書いてみよう。


えー、今回の犯人が保護観察期間中だったということで、「保護司なにやってんだ」的な論調がちらほら出てきているようですが……


おまいら保護司って何者だか知ってて叩いてるんだろうなぁおい。


うちの職場のえらいひとが保護司をやっているので大まかな状況を知ることができているのですが、
とりあえず保護司の先生方はそれ専属で雇われている人たちじゃないですよと言っておきます。


保護司のお仕事に就いている方は、ご自分で会社などを経営されている方が多いようです。保護観察の仕事や関連の会合など、保護司としての身分が必要なときだけ公務員として扱われますが、普段は別の仕事を持っている民間人です。


守秘義務もあるので詳しいことは教えてもらえないのですが、保護観察の対象になっている人を自宅などに呼んだりして、定期的に面談するのが主な役割のようです。毎日連絡を取ったり、四六時中監視するのが役目だったりはしません。
ちなみに、面談の予定はすっぽかされるのがデフォルトだそうです。今回の犯人みたいに勝手に引っ越してしまって連絡がつかない…とかいう話も前に聞いた気がします。


あ、そうそう、保護司の仕事そのものからは報酬は一切得られないと聞いています。間違っても税金泥棒扱いだけはなさらぬよう、報道各社および「識者」の皆さまにはお願いしたいものですw